手を、当てる(手当てと自律神経)
2026/08/14
手を、当てる(手当てと自律神経)
ToToNoのひとりごと No.29
おなかが痛いとき。
頭が痛いとき。
わたしたち、思わず、そこに、手をあてるよね。
だれに、教わったわけでもないのに。
自然と、手が、いく。
——あれ、じつは、ちゃんと、理にかなってるんだ。
「手当て」っていう言葉、あるでしょう。
手を、当てる、と書いて、手当て。
もともと、痛いところに手をあてることが。
治療の、いちばん最初の形、だったんだ。
そして、それは、気休めなんかじゃ、なかった。
あたたかい手が、やさしく、肌にふれると。
体のなかで、いろんなことが、起きてる。
副交感神経(ゆるむ担当)が、働いて。
心拍が、ゆっくりになって。
ストレスのホルモンが、下がって。
安心のホルモン、オキシトシンが、ふえる。
じつはね、肌には、特別な神経があるんだ。
やさしく、あたたかく、なでるようなふれかたに。
だけ、反応する、センサー。
そのセンサーは、脳の、感情をつかさどる場所に。
直接、つながってる。
——だから、あたたかい手は。
考えるより先に、心に、安心をとどける。
しかも、すごいのが。
触れることは、一方通行じゃ、ない。
赤ちゃんを、抱っこすると。
赤ちゃんの心拍が、抱いてる人の心拍に。
だんだん、寄りそっていく、っていう。
——No.1で話した、心拍の、あの話だね。
手を当てるって。
二つの神経が、ひとつのリズムに、なっていくこと。
あたためて、あげてるつもりが。
じつは、あたためられてる。
——やっぱり、はんぶんこ、なんだ。
だからね。
大切な人が、しんどそうなとき。
うまい言葉が、みつからなくても。
ただ、背中に、そっと、手を当てるだけでいい。
その手のぬくもりが。
言葉よりも、ふかく、伝わっていくから。
そして、自分自身にも。
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