ととのうって、本来の姿に戻ること。
だけど時々、本来の姿を忘れてしまう。
戻してくれるのは、特別なことじゃない。
安心できる場所、おいしいもの、
ふれあい、自然を眺めること。
あたりまえなのに、忘れていたこと。
どうして、忘れてしまうんだろう。
人も、場所も、自然も、ものも、
つながっているとき、いきいきとしている。
でも、その糸に気が付かなくなると、
少しだけ、力を失ってしまう。
さみしくなってしまう。
ここは、もともと家族が住んでいた場所。
ここは、もともと家族が住んでいた場所。
大学や専門学校で離れて、
早く都会に出ていきたかった。
でも、父が亡くなって、
おせんべい屋を継いで——
知らないうちに、こうなっていました。
帰ってきたんだ、と思います。
みんながそのままでいいところ。
ただ、ここにいるだけで、
気づかなくなっていた、みんなの糸を思い出す。
ふりりの里へ。